Question 「哺乳瓶でなかなか飲んでくれない」
. 体力が落ちている 鳴き声が小さい場合
鳴き声が小さくなっていたら、すぐに動物病院に行って下さい。脱水が始まっている可能性があります。点滴注射を打ってもらい、まずは低血糖や脱水状態から救ってあげて下さい。
.鳴き声は大きくて 元気がありそうな場合
鳴き声が大きくてしっかりしている場合は、うまくミルクを飲めないだけかもしれません。飲ませ方の工夫をしてみましょう。まずは、哺乳瓶の種類を変えてみましょう。
シリンジ注入器でミルクを 口の中に入れてあげる
赤ちゃん用の細い乳首の哺乳瓶で上手く飲めない場合は、ぜひシリンジ注入器で飲ませてあげて下さい。吸う力がなくても、口の中にゆっくりとミルクをいれてあげることができます。
床におなかを向けて、少しずつ飲ませてあげて下さい。
参考動画です。
哺乳瓶の乳首を口の中で 前後に動かしてみる
乳首の吸い方に慣れていない赤ちゃん猫には、乳首からミルクがでることを教えてあげましょう。乳首を口の中で前後に動かして下さい。すると、口の中にミルクが少しこぼれます。続けるうちに、乳首を吸うコツを覚えてくれます。
我が家では、この動作を続けていたら、上手に飲んでくれるようになりました。ミルクを飲んでいれば、耳がピクピク動きます。
参考動画です。
.おしっこがでなくて、 ミルクを飲めない場合
生まれたての子猫は自分で排せつすることができません。おなかがパンパンの状態では、ミルクを飲まなくなります。
まず排泄させてから、ミルクを飲ませてみましょう。あたたかい指で優しくトントンと刺激してあげるとおしっこなら簡単にしてくれます。
排泄の動画です。
うんちのお手伝いを 根気よく続ける
おしっこはすぐに出してくれますが、なかなかでないのがうんち。ティッシュで肛門をおさえて、前後左右に肛門を動かしてみて下さい。決してティッシュでこすってはいけません。肛門を傷つけてしまいます。優しくおさえたまま肛門を動かします。
人間も便秘の時はすぐにでないように、子猫も時間がかかることがあります。すぐに諦めず、根気強く、数分つづけてみましょう。お腹がすっきりすると、飲んでくれることもあります。
哺乳瓶のキャップを 調節してみる
哺乳瓶のキャップがきつすぎるとミルクを飲んでくれません。生まれて数日の子猫は吸う力がとても弱いもの。哺乳瓶を逆さまにして、ぽたりとミルクが落ちる程度まで、キャップをゆるめて見て下さい。
飲む前飲んだ後に 体重をはかる
お料理用のハカリに、小さな台(箱でもなんでも)を置いて体重を量って下さい。飲んだ量がわかります。1日10gほど増えていれば安心です。
我が家は最初、体重が増えない日や、危険と言われる80gを切る日もありました。とても心配しましたが、頑張って育ってくれました。
他にも小さな理由は いろいろありますが
その他にも、ミルクが熱すぎる。冷たすぎる。味があわない。薄すぎる。濃すぎる。etc…。小さな理由はいろいろあるようですが、これくらいは、お腹がすけば、自然に飲んでくれるようになると個人的には思っています。
我が家の赤ちゃん猫は、授乳に疲れた飼い主のせいで、テキトーなミルクを飲ませたことが多々ありますが、そこは生きる力を発揮して飲んでくれました。
生まれたての子猫の場合、ミルクを飲まなければ生きることはできません。いろいろな方法を工夫して、元気に育つような手助けをしてあげて下さいね。
参考までに。我が家で使っていた注入器はこちらです。
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