生まれて間もない子猫を5匹。夜も続くミルクタイム。うまく飲めないから時間がかかり、私達の睡眠時間はどんどん奪われていきました。
どうして飲めなかったのか。今思うと、本当にバカなミスを犯していたのです。
脱水症状になった子猫は飲めなくなる。 その悪循環を断ちたい!!
哺乳瓶のキャップはゆるめる!!
哺乳瓶のキャップをゆるめる。赤ちゃんをミルクで育てている方なら当然の常識です。でも、ミルクで育てた経験のない私達は、そこで大きなミスをしてしまいました。
キャップをギュウッとしめてミルクを振って溶かします。
飲ませる時はキャップをゆるめて、ミルクの出具合を調整するべきなのに、ギュウッとしめたまま飲ませていたのです。
生まれて間もない子猫がなかなかミルクを飲めなかったのはそのせいでした。本当にバカでした。
赤ちゃん猫のミルクタイム
飲まないなら病院へ行こう!!
ミルクを飲めないなら、必ず病院に行って下さい。こんな小さな体に点滴注射は打てないという獣医師もおられるようですが、私達がお世話になった病院は、どんどん打ってくれました。
とても小さな背中に注射を打つ時はとても痛そうでしたが、ちょっと元気になる感覚はありました。点滴を打った日は、ミルクを飲んでくれたからです。
お医者様いわく。「脱水が進むとミルクを飲まなくなる。その悪循環です」
赤ちゃん猫のミルクタイム
脱水するとますます飲まなくなる!!
ミルクを飲んでほしくても、哺乳瓶からうまく飲んでくれない。飲んでくれないと生きられないのに、どうすればいいの。そんなジレンマでした。
そんな時は、獣医師からスポイドをすすめられました。無理にでも飲ませることが大切なのだそうです。
このスポイドですが、本当に注意が必要でした。
赤ちゃん猫のミルクタイム
スポイドの先は切ってあげて下さい
哺乳瓶の乳首と違って、スポイドは、口の端からキュッとしぼれば、嫌でも子猫の口の中に入ります。でもスポイドの先は長くて、実はとても危険です。
口の中を刺して傷つけてしまうこともあります。
子猫の口が少しキレたのもスポイドが当たったからだと思います。まず、先端を切ってあげて下さい。もちろん尖らないように。
赤ちゃん猫のミルクタイム
スポイドで気長に少しずつあげたい
スポイドはとても時間がかかります。2~3時間ごとの授乳1回に、5匹で1時間はかかります。夜中もそうです。だから、スポイドで思いっきりたくさん口の中に入れたくなります。
でも、溢れるくらいミルクを口に入れてしまうと、気管に入り大変危険だったようです。
赤ちゃん猫のミルクタイム
おしょうゆのタレビンもいい
動き回る赤ちゃん猫の小さな口に、スポイドの堅く細い飲み口を入れるのはとても緊張するものでした。シリンジ注入器を準備するまでの緊急手段として使いやすかったのが、おしょうゆのタレビンです。先がするどくなく、しかも赤ちゃん猫の口のサイズにとてもあっていました。
もしよかったら、チャレンジしてみて下さい。
赤ちゃん猫のミルクタイム
シリンジ注射器がおすすめ
哺乳瓶でうまく飲めない時に一番心強いのが、シリンジ注射器です。口の中に入れる量も調節しやすく、子猫と飼い主のストレスも軽減できます。すぐに哺乳瓶で飲めるようになりますので、数日の間は、根気強くシリンジ注射器で飲ませてあげて下さい。
赤ちゃん猫のミルクタイム
乳首を前後に動かしてみる!!
哺乳瓶で飲んでもらうために、飲ませ方を工夫していきましょう。動画のように耳がピクピクしている時は、うまく飲んでいる証拠です。モデルはおまめさんです。
point1
キャップはこぼれない程度にかなりゆるめる
哺乳瓶のキャップをゆるめるとミルクが出やすくなります。ミルクが出過ぎて口の中に溢れてしまう時は、調整して締めていきます。哺乳瓶を斜め上方向に傾けて、飲ませてみて下さい。
point2
乳首を前後に動かす
乳首を口の中で前後に動かすと、勝手に乳首の先からミルクが出てきます。ミルクの味を感じると、子猫も飲もうとしてくれます。飲ませ方の動画も参考にして下さいね。モデルは黒まめさんです。
point3
首を上に向け過ぎると危険
子猫の頭を上に向けてミルクを飲ませると、気管に詰まらせて危険だそうです。哺乳瓶だけを傾けて、上から飲ませるようにしましょう。参考動画を添付しました。
哺乳瓶でうまく飲ませたいなら、
生後2週間くらいは、
小さな乳首が飲みやすいです。
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